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japanese.china.org.cn |10. 07. 2024

山を守る親子 新疆牧畜民の世界の登山者との縁

タグ: 新疆牧畜民 登山者
中国網日本語版  |  2024-07-10

 登山シーズンになると、慕士塔格峰(ムスタグアタ山)の麓にある阿克陶県布倫口郷蘇巴什村は賑やかになる。登山を目的に集まった人たちがここで、自分に挑戦し、友好を深める。この山で代々生活してきた牧畜民にも新しいチャンスがもたらされ、慕士塔格峰の地形と気候に慣れている彼らは、高山に強いという身体的な強みを生かし、国際登山運動に積極的に参加し、収入を増やし、生活を改善している。また、彼らは登山を通して外の世界を知り、外部との交流と友好を深めている。

 村の多くの同世代の人たちと同様に、23歳の塔西巴伊・加尼拝克さんも夏休みに高山の荷物運搬や登山チームのサポートなどの仕事に従事している。塔西巴伊はしっかりした足取りで標高5600メートル以上にある3カ所のベースキャンプを越え、2023年に登頂に成功した。若い牧畜民がこの職業を続けられるように、新疆登山協会は講師と高山ガイドを招いて講習会を実施した。

 塔西巴伊さんは、「勇気と経験だけでなく、専門知識と技能も身につけた。緊急時の対応も知っておく必要がる」と話した。高山の荷物運搬の仕事を10年以上していた父親の加尼拝克・布倫巴依さんは、息子は時代の発展の恩恵を受けていると感じている。

 休憩時間に、父親は塔西巴伊さんに国内外の登山者が共に苦労を乗り越えて登っていった話をし、テクニックを伝授している。50代の父親は息子に、登山者に家族や友人のように接し、心から親切にするよう言い聞かせている。

 新華社記者胡虎虎撮影

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月10日

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