インバウンド観光が活況　中国の魅力とは？

今年の上半期はインバウンド観光が活況を維持した。中国の魅力はどこにあるのだろうか。中国を訪れた外国人客は中国にどのような印象を持っているのだろうか。記者は人気観光地の西安市を訪れ、外国人客のインタビューを行った。

今年上半期には19万人以上の外国人客が西安を訪れた。朝早くから兵馬俑に多くの外国からの団体客が集まった。団長によると、ビザ免除措置により訪中旅行の需要が大幅に増加したという。

記者は兵馬俑でイタリアの団体客に出会った。団長のジョルダーノさんによると、10日間で中国8都市を巡ったという。

記者はある漢服メイク・スタイリング店で、偶然にも再びイタリアの団体客であるアンドレさんに出会った。自由活動の時間に体験に来たアンドレさんは、「今や外国人客は市井に入り、没入型のディープな旅行を体験しようとしている」と述べた。

没入型で唐王朝のシーンを再現する長安十二時辰で、記者は中国を何度も訪れているリアーナさんに出会った。中国文化を好む彼女は記者を漢服メイク・スタイリングに誘った。リアーナさんは、「中国での実際の体験により昔の中国への印象が変わり、中国を好きになった」と述べた。

リアーナさんは、訪中前には中国人が古代に生きていると思っていたが、現地を訪れるとさまざまな「未来のテクノロジー」により、中国人が未来を生きていると考えるようになった。

外国人客の訪中が盛り上がる中、外国人の中国での利便性を高める措置が続々と打ち出されている。支付宝プラットフォームのデータによると、インバウンド客の今年上半期の支付宝による消費額は前年同期比で8倍増加した。支付宝を利用し外国人客と取引を行う中国の業者は同3倍増となった。

中国の自然風景、人文歴史、生活様式は外国人客を集める魅力となっている。

最新データによると、今年上半期に全国各口岸（出入国検査所）から入境した外国人は前年同期比152.7％増の1463万5000人。うちビザ免除入境は同190.1％増の854万2000人で、全体の52％を占めた。

｢中国網日本語版（チャイナネット）｣2024年7月16日