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japanese.china.org.cn |30. 07. 2024

大都市の「渡り鳥の天国」、上海初の世界自然遺産の秘密に迫る

タグ: 上海崇明東灘渡り鳥生息地 世界自然遺産
中国網日本語版  |  2024-07-30

上海崇明東灘鳥類国家級自然保護区 新華社記者・王翔撮影

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第46回世界遺産委員会で、「中国の黄海・渤海湾沿岸の渡り鳥保護区群(第2段階)」が順調に審査を通過した。これには上海崇明東灘渡り鳥生息地が含まれ、上海初の世界遺産となった。同生息地は有名な「渡り鳥の天国」だ。

上海市崇明東灘自然保護区管理事務センターの鈕棟梁主任によると、現地は中国最大規模で最も典型的な河口型潮間帯湿地だ。その形成・成長・変化は、海洋・島嶼・大陸・河流の影響を受け、世界でも珍しい依然として成長段階の河口型潮間帯湿地となった。国際的に重要な意義を持つ「生態学的に敏感な地域」で、アジア太平洋地域の渡り鳥の移動ルートの重要構成部分だ。

鈕氏は、「多くの渡り鳥は一度に移動を終えられず、途中で滞在し補給する必要がある。上海崇明東灘渡り鳥生息地は重要な宿場だ」と述べた。

上海崇明東灘鳥類国家級自然保護区 新華社記者・王翔撮影

毎年多くの鳥類が東灘で滞在し、全体で100万羽以上の規模にのぼる。種類を細かく見るならば、多くの絶滅危惧種もしくは希少種があるだろう。また現地は長江水系及び東中国海沿岸水生生物の重要な回遊ルートと繁殖の場でもある。

上海崇明東灘鳥類国家級自然保護区 新華社記者・王翔撮影

これは上海の世界遺産「ゼロ」の突破で、生物多様性の保護やエコシティの建設の模索に関する中国の都市の約束を示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月30日