文化クリエイティブの古村が生まれ変わる

　龍潭村に入ると、澄んだ小川が流れ、その両岸には黄色の壁と青黒色の瓦が特徴的な数十軒の古民家が並んでいる。観光客と村民が行き交う光景は素朴だが活気のある山水画のようである。

　2017年、屏南県伝統村落文化クリエイティブ産業プロジェクトのもとで、龍潭村は伝統村落保護プロジェクトを開始し、文化クリエイティブと設計の専門人材を誘致し、民間プロジェクトチームを結成し、放置されていた古民家の内装と外装の修繕を行った。古民家は民宿、読書バー、スタジオ、カフェ、音楽ホール、博物館などに生まれ変わり、全国各地から130人以上の「新村民」が移住・起業した。

　「新村民」の移住は田舎の文化クリエイティブ、文化・観光産業の発展を後押しし、文学と芸術の特質を持つ龍潭村は話題になり、年間80万人以上が観光に訪れるようになった。また、周辺の四坪、墘頭、三峰などの村を含む地域発展も促し、村を離れた若者が戻り、故郷で観光業を営むようになった。

　新華社記者姜克紅撮影

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年9月3日