中国のカンフーがアフリカに上陸

シエラレオネ大学孔子学院には1000人弱のアフリカ人の弟子を取り、英語と中国語で中国のカンフーを教える人がいる。

劉偉さんは河南省濮陽市出身で、幼い頃から武術に興味を抱き、武術学校に入り系統的に学習した。大学卒業後には願いが叶い、嵩山少林武術職業学院の教師になった。

劉さんは2021年12月にシエラレオネ大学孔子学院の武術教師になり、アフリカの大地に上陸した。

劉さんは初めてシエラレオネを訪れた時、アフリカの若者の体が大きく、筋肉が発達しバネがあり、武術の天賦の才に恵まれていることに気づいた。多くの若者は武侠モノの映像コンテンツで中国武術を理解しようとしていた。3年間に渡る劉さんの丁寧な指導により、学生は本格的に動けるようになった。

「武術は武術だけ教えればいいというものではない」劉さんは武術の動きの他にも、学生に中国語、武徳、修養、礼儀を教える。

劉さんは授業外の時間を利用し、学生を各種文化交流活動（武術巡業、「漢語橋」、中国の伝統祝日の文化体験など）に連れて行く。武術は若者たちに喜びをもたらし、彼らと中国文化をつなぐ橋になった。

(撮影者：新華社記者・陽琳　周喆　史彧　許正)

｢中国網日本語版（チャイナネット）｣2024年9月6日