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japanese.china.org.cn |24. 09. 2024

1000年の伝統ある漁村 花の髪飾りで話題に

タグ: 花の髪飾り 漁村
中国網日本語版  |  2024-09-24

 福建省泉州市蟳埔村に、歴史と文化の奥深さが感じられる漁村がある。海上シルクロードで栄えた蟳埔村には、海によって育まれた歴史の痕跡が残っている。ここで生活する漁家の女性「蟳埔女」は広袖の服にワイドパンツを履き、束ねた髪に花の飾りをつけており、「歩く花園」のようである。蟳埔女は1000年続く風習を伝承し、生活に対する情熱と素晴らしい生活に対する素朴な思いを伝えている。

 2008年、花の髪飾り「簪花圍」をはじめとする蟳埔女の風習は第2陣国家級無形文化遺産に登録された。「簪花圍」は花輪とかんざしを組み合わせたもので、骨製のかんざしとハクモクレン、ツバキ、菊の花などの生花で作り、季節と個人の好みによって異なり、蟳埔女の生活に欠かせないものとなっている。

 近頃、インターネットで話題になったことで「簪花圍」が人気を呼び、各地から多くの観光客が1000年続く無形文化遺産の風習を体験しに訪れている。文化観光ブームの波に乗り、この海上シルクロードの漁村は活気づいている。

 新華社記者辛悦衛撮影

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月24日

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