絶版木彫は伝統の色刷り版画を土台に発展した凸版技法で、1980年代に雲南省普洱市で発祥し、現在は中国4大版画流派の1つになっている。絶版木彫は1枚の版に作品の全ての色をつけ、彫りながら写し取り少しづつ制作していく。完成した原版は一度しか使用できないため、「絶版木彫」と呼ばれる。
雲南省普洱市那柯里村は近年、普洱学院と共同で雲南普洱学院那柯里絶版木彫教育実践基地を建設し、学生と周辺の農民に講座を開き、絶版木彫を伝承すると同時に、住民の収入増加と農村振興を後押ししている。
新華社記者辛悦衛撮影
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月10日