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japanese.china.org.cn |12. 02. 2025

ランタン職人:匠の心で工芸を伝承

タグ: ランタン 職人 工芸 伝承
中国網日本語版  |  2025-02-12

 灯彩(ランタン)観賞は旧暦1月15日の伝統行事の1つで、吉祥を象徴する。

 北京地区に流行しているランタンは主に吊り下げ型、置き型、壁掛け型、提灯など数種類がある。北京灯彩の工芸は豊富で、束ねる、表具、編む、刺繍、彫刻、切り絵、絵付などの重要な技術を要する。2008年、灯彩(北京灯彩)は第2陣国家級無形文化遺産に登録された。

 1974年に灯彩職人の家に生まれた馬海捷さんは、幼い頃に祖父や母親からランタンの切り絵、表具、束ねるなどの伝統工芸を学び、吉利灯、猴灯、走馬灯、影児灯、荷花灯、獅子灯、羊灯などの伝統様式も学んだ。彼の家の灯彩製作は清代に始まり、初代で馬海捷さんの祖父の黄毓章さんは清朝光緒年間に北京の有名な表具職人で、北京の「灯籠黄」と呼ばれた。近年の創作で、馬海捷さんは南部のランタン製作の竹編みなどの工芸を北京灯彩と融合させ、独特なスタイルを形成している。2018年、馬海捷さんは北京市朝陽区級無形文化遺産・灯彩束ね工芸の代表的伝承者になった。

 また、馬海捷さんは近年、北京市内の数十校の学校と100カ所以上のコミュニティで灯彩束ね工芸の無形文化遺産伝承講座を開き、朝陽区安貞街道障害者労働衛生所で18人の障害者に無料でランタン作りを教え、彼らがこれを特技とし収入を得られるよう手助けしている。

 新華社記者李欣撮影

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月12日

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