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japanese.china.org.cn |22. 04. 2025

97歳の元教員、教壇に立ち続け子供たちを見守る

タグ: 留守児童 英語
中国網日本語版  |  2025-04-22

 葉連平さんは1978年に教壇に立ち、安徽省和県烏江鎮の卜陳学校で教師をしていた。2000年、退職し9年が経った彼は卜陳村に「留守未成年の家」を設立し、ボランティアで留守児童に英語を教え、これまでに2000人以上の学生を指導してきた。

 25年間、葉連平さんの「留守未成年の家」は無償で学生の面倒を見てきた。また、留守児童に食住を提供し、退職金を使って本や文房具、ノートも購入している。

 子供たちに「気前のよい」高齢の葉連平さんだが、自分の生活は倹約で質素である。洋服が破れると縫って着続け、1つの琺瑯のコップを十数年使い、30年前に建てられた平家に住み、これといった家具は持っていない。2012年、葉連平さんは烏江鎮政府、卜陳学校と共同で資金を集め、和県烏江愛心教育支援協会と葉連平奨学金を設立し、これまでに400人以上の学生に総額40万元以上の奨学金を給付した。援助と奨励を受けた多くの学生が大学卒業後に教員になり、葉連平さんの博愛の心と無私の奉仕の精神を受け継いでいる。

 近年、卜陳村の多くの児童が町の学校に行くようになり、「留守未成年の家」の学生は年々減少している。葉連平さんは高齢になり、聴力と視力が大幅に低下し、脚力も落ちている。それでも、彼は初心を忘れず教壇に立ち続けている。

 師は光の如し、些細なことも深い影響を与える。100歳が近くても教壇に立ち続ける葉連平さんは長く灯るろうそくの光のようであり、田舎の子供たちの未来を明るく照らしている。

 新華社記者 任鵬飛撮影

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月22日

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