吉林省東阿拉村　ライブコマースで村おこし

　吉林省延辺朝鮮族自治州琿春市楊泡満族郷の東阿拉村で、23歳のライバーの宋怡然さんは携帯電話を持ち、配信ルームの視聴者にコメを紹介している。彼女が所属するチームはライブコマースを行い、僻地の村を活性化している。

　宋怡然さんは長春財経学院を卒業し、2024年に吉林省大学生ボランティアサービスプロジェクトの呼びかけに応じ、全国各地から集まった8人の大学生と共に東阿拉村を訪れた。

　村に着いた彼らは、この地域が僻地にあり物流が不便なために特産品の知名度が非常に低いことを知り、ライブコマースで新たな道を切り開くことを決めた。

　彼らはこれまでに100回以上のライブ配信を行い、ライブコマースは村の特産品を売る重要な手段となっている。そのほか、チームは文化観光の発展にも目を向け、SNSアカウントを開設し現地の民俗文化を宣伝している。

　新華社記者張楠撮影

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年5月7日