
「烏蓬船製作技術」は2009年に浙江省無形文化遺産に登録された。銭寿堂さん(68)は紹興市における「烏蓬船製作技術」の代表的な伝承者で、14歳で父祖から造船技術を学び始め、現在まで50年以上の経験を積んでいる。現在は弟子たちと共に年間10艘以上の烏蓬船を作り、主に観光地で利用されている。水運が栄えた時代には、烏蓬船は現地を象徴する交通手段だった。全長約7メートル・内幅約1メートルの烏蓬船は、手足を同時に使って漕ぎ、水面を機敏に進むことができる。
新華社記者 翁忻暘撮影
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月13日