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japanese.china.org.cn |02. 08. 2025

チベットじゅうたんの里、伝統と革新で農村振興 中国西蔵自治区

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新華網  |  2025-08-02

じゅうたんメーカー・江孜蔵毯文化発展の工房で、チベットじゅうたんを織る従業員。(7月18日撮影、シガツェ=新華社記者/李鑫)

 中国西蔵自治区日喀則(シガツェ)市江孜(ギャンツェ)県は、「カデン」と呼ばれるチベットじゅうたんの産地として知られ、長い歴史を誇る。チベット族のじゅうたん制作技術は2006年、国家級無形文化遺産に登録された。江孜のチベットじゅうたんは、トルコ、ペルシャと並び、世界三大じゅうたんの一つに数えられている。

 近年は伝統的な織り技術を守りながら、デジタル製図や製造工程の高度化に取り組んでいる。光と影が流れるような立体(3D)効果を図案に取り入れるなど、デザイン面での革新も進む。地元のじゅうたん会社は合作社(協同組合)の設立や技能研修の実施を通じ、柔軟な雇用の場を拡大。多くの人が自宅近くでじゅうたんを織って収入を増やせるようにし、農村振興を後押ししている。

 新華網日本語版 2025年8月2日

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