広東省　AI玩具が産業のスマート化を後押し

　中国は世界最大の玩具生産・輸出国として、AIの潮流の中で高い産業統合力とイノベーション力を示している。広東省などを代表とする産業クラスターでは、その優位性を活かし「製造」から「スマート製造」へのアップグレードが加速している。

　2025年以降、AI要素を取り入れた玩具が相次いで登場し、販売は好調。玩具メーカーがAI活用を進める一方、技術企業も支援を強化しており、両者の連携が一段と深まっている。

　伝統的な玩具と比べ、AI玩具は大規模モデルを搭載し、顔認識や表情分析、ジェスチャー認識、触覚感知・フィードバック、感情分析などの技術を通じて、人と玩具の自然で多様なインタラクションとフィードバックを実現し、パーソナライズされた学習や娯楽体験を提供することができる。

　他のAI端末と比べても、対話性の高さ、製品形態の多様さ、応用シーンの広さ、幅広いターゲット層といった強みを持ち、「寄り添い経済」の発展の下で新たな成長分野として注目を集めている。

　新華社記者毛思倩撮影

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年12月26日