音楽で希少疾患患者の思いを伝える

　希少疾患患者・障害者で構成されるバンド「8772（バナナ）」が28日、北京で結成10周年記念コンサートを開催し、約500人の観客が応援に駆けつけた。バンド名は「病痛挑戦（病気との闘い）」の中国語ピンイン頭文字「BTTZ」を変形したもの。この夜演奏された楽曲の大半は、骨形成不全症、マルファン症候群、脊髄性小児麻痺、全身性エリテマトーデスなど、希少疾患と向き合う仲間たちによるオリジナル作品。彼らは音楽で希少疾患患者たちの思いを伝えたいと望んでおり、「希少疾患患者に独自の生き方があり、すべての人間は平等に尊厳をもって生きる権利がある」との信念を掲げている。

　新華社記者　王益亮撮影

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年12月29日