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japanese.china.org.cn |13. 02. 2026

海外SNSで話題の「中国人になろう」から生まれた「チャイナマキシング」とは?

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「人民網日本語版」  |  2026-02-13

健康のためにお湯を飲んだり、キルトスリッパを履いたり、太極拳を練習したりする「中国人になろう」チャレンジ「Becoming Chinese」が今、海外のソーシャルメディアプラットフォームで人気を集めている中、行動がどんどん「中国化」する「チャイナマキシング(Chinamaxxing)」という新しい言葉も誕生した。

「チャイナマキシング」は、中国を意味する「China」と「最大化する」という意味の「maxxing」を組み合わせた新しいネット用語で、外国人が中国式の生活を真似することを指している。

米国で活動しているスタンドアップコメディアンの中国系米国人・ジミー・O・ヤンが最近、TikTokに投稿した動画では、チャイナボタンのトラックジャケットを着て、中国の歌「一剪梅」を歌っている。わずか15秒のその動画の再生回数はすでに84万9000回を超えている。

動画には、「You met me at a very Chinese time of my life(あなたは、私の人生の中でとても中国らしい時期に、私と出会った)」という決め台詞もつけられている。この少し変わったフレーズは、1999年の米映画「ファイト・クラブ」に出て来る「You met me at a very strange time in my life」をもじったような内容で、「strange(奇妙な)」の部分を「Chinese」に変えた言い回しとなっている。

オーストラリアのメルボルン大学のシニア講師・ベケット氏は、「中国のソーシャルコマースプラットフォーム『小紅書』における異文化交流が日に日に盛んになっているというのが、この話題に影響を与えている要素の一つ。多くの米国人ユーザーが昨年、『小紅書』を利用するようになり、西洋の若者と中国の若者の文化交流が目に見えて増えた。元々、中国語しか使われていなかったプラットフォームで、突然中国語と英語が飛び交うようになり、そこで起きている文化の対話が多くの人にとって魅力となっている」と分析する。

同時に、このネットミームの背景には興味深い世代間の違いも見え始めている。英国紙「タイムズ」の報道によると、米国のピュー研究所が昨年発表したデータは、調査対象となった17ヶ国のうち16ヶ国の34歳以下の男女の中国に対する見方が、50歳以上の男女よりもよかったというデータを発表した。同紙は、「英国と米国の民間調査も同じ結論に達している。30歳以下の男女は、中国を脅威とみなす傾向が低く、中国にポジティブな見方を抱いている」と伝えている。

米誌「ワイヤード」も、「人々の中国に対する姿勢は、過去1年の間に大きく変わった。多くの米国人、特に若者が中国のテクノロジー、ブランド、都市を気に入るようになっているほか、過去のいかなる時よりも、中国製の商品を頻繁に購入するようになっている。ある意味、唯一の論理的な選択が『中国人になること』となっている」と分析している。

謝鋒駐米大使は、「中国式の生活をPRする動画が最近、米国の各ソーシャルメディアで人気となり、『中国人になろう』チャレンジが爆発的人気となっている。米国の多くのネットユーザーが動画を投稿し、中国式のヘルスケア、生活リズム、コーディネート、娯楽を上手に真似ている。多くの人がそれを光栄なことと考え、誰の生活が一番中国化しているかを競うライブ配信もあるほどだ。中国と米国の文化をめぐって、どちらが優れているかを競うゼロサムゲームを展開する必要はなく、交流と相互参考し、共に進歩していけるはずだ」としている。

メルボルン大学のデジタル技術研究員・楊凡氏が語るように、「よく知らない文化を恐れたり、拒否したりするのではなく、中国文化を理解し、受け入れようとするのは、ポジティブな一面」だと言えるだろう。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年2月13日