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japanese.china.org.cn |20. 04. 2026

50分26秒!ロボットハーフマラソンが描く業界の新たな展望

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中国網日本語版  |  2026-04-20

斉天大聖チーム所属のロボット「閃電」がゴールする瞬間。新華社記者 張晨霖撮影

2026北京亦荘ハーフマラソン並びに人型ロボットハーフマラソンが19日、開催された。深圳栄耀智慧科技開発有限公司の斉天大聖チーム所属のロボット「閃電」が50分26秒で優勝した。この記録は、今年3月のリスボン・ハーフマラソンでウガンダのキプリモ選手が打ち立てた、男子ハーフマラソン世界記録の57分20秒を上回るものとなった。

今回のコースは全長21.0975km。複雑な路面状況を含み、ロボットの運動安定性、バッテリー持続力、放熱性能にとって厳しい試練となり、人型ロボットの技術力が総合的に検証された。「速く走る」能力は単なるスピード競争にとどまらず、人間のみが行っていた生産活動や複雑作業をロボットが徐々にこなせるようになることを示す。これはエンボディドAIに向けた大きな一歩だ。

業界アナリストは、世界の人型ロボット産業は商業化の重要な転換点を迎えていると分析した。産業調査機関TrendForceが最近発表した人型ロボットに関する詳細な研究報告によると、2026年後半に世界の人型ロボット産業は商業化の重要な時期に入る。中国の人型ロボット市場の生産量は今年、前年比94%増と予測されている。現在の産業の重点は、知覚、動的バランス、意味理解などの基礎能力の蓄積から、ユーザー向けの実用的な価値の実現へと移行しており、大規模言語モデルとの深い統合、投資熱の持続といった傾向が見られる。

深圳市南山区の陽台山と塘朗山の間で「ロボットバレー」が急速に形成されようとしている。深圳市工業・情報化局の黄強局長によると、優必選(UBTECH)や越疆科技(Dobot)などの上場ロボット企業が成長を続ける一方、肯綮科技(Kenqing Technology)、雲鯨智能、普渡科技などの専門分野のリーダー企業が台頭。約10の大学が力強い「知能中核」を形成し、ロボット産業チェーンを支える100社以上の企業が集まっている。

さらに、深圳市の半導体・集積回路、スマートコネクテッドカー、低空経済・宇宙、人工知能、ロボットなど8つの産業クラスターの付加価値額が2025年には二桁台の増加を達成し、世界人型ロボット上場企業トップ100に7社が入選した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年4月20日