| japanese.china.org.cn |07. 11. 2026 |
中国でスキー需要拡大 中国南部からの「雪旅」も活発に
10月下旬、中国の一部地域ではすでに雪が降り始めています。新疆ウイグル自治区アルタイのスキー場や、黒竜江省漠河市の北極スキー場などが相次いで営業を開始しました。
生活サービス大手の美団(Meituan)によると、スキー関連の検索数は前年同期比125%増加しました。2026年11月から2027年3月までの期間では、スキー場周辺の宿泊予約件数が前年同期比217%増となっています。
この期間の氷雪観光向け航空券の予約を出発地別にみると、上位10都市のうち、上海市、広州市、成都市、南京市、杭州市が上位5都市を占めました。成都と広州から新疆ウイグル自治区アルタイへの航空便の予約数は、前年同期比でそれぞれ67%、183%増加しました。
11月と12月に宿泊するスキー場周辺の予約では、約55%が中国南部からの都市で、前年同期から11ポイント上昇しました。
広東省の地元紙「羊城晩報」は、年間を通じて雪がほとんど降らない広東省では、雪を求める旅行はもはや珍しさを楽しむだけのものではないと指摘しています。屋内スキー場によって、スキーは一年を通じて楽しめる身近なスポーツとなり、直行便の就航によって新疆北部のスキー場も週末や休暇に訪れやすい場所なったとしています。
北京体育大学の体育・レジャー・観光学院がこのほど実施した調査によると、2026~2027年の氷雪シーズンに、回答者の71.2%が氷雪観光への参加を希望しています。省をまたいで雪を求める旅行だけでなく、各地では地域独自の氷雪経済の育成も進んでいます。
中国観光研究院の戴斌院長は、新疆などの高緯度地域や華北、東北地方は、もともと冬に雪が多く、氷雪観光の基盤となっていると説明しています。一方、四川省などの西南地域では、自然や文化資源を生かし、「蜀山氷雪」などの特色ある観光プロジェクトを展開しています。江蘇省、浙江省、上海市などの華東地域や広東省などでは、投資や事業者の取り組みによって、氷雪をテーマにしたレジャー施設の整備が進んでいます。
「2026年中国氷雪産業発展研究報告」によると、2025年の中国の氷雪産業の規模は1兆53億元(約23兆7000億円)に達し、1兆元を突破しました。また、2025~2026年の氷雪シーズンに、全国で氷雪スポーツに参加した人は3億800万人に上りました。
「中国国際放送局日本語版」より 2026年11月7日
