中国は国土が広く、土地資源の類型がたくさんある。しかし、山地が多く、平原が少ないため、耕地と森林の占める比率は低い。各種土地資源の分布は均一ではなく、耕地は主に東部のモンスーン地帯の平原と盆地に集中し、森林の多くは東北地区と西南地区辺境の山間地帯に集中し、草地の多くは内陸部の高原と山間に分布している。 耕地 1996年の農業調査のデータによると、中国に耕地が1億3004万ヘクタール、耕地に向く荒地は3535万ヘクタールある。耕地は相対的に東北平原、華北平原、長江中下流平原、珠江デルタ、四川盆地に集中している。東北平原の耕地は大部分が肥沃な黒土で、小麦やトウモロコシ、コーリャン、大豆、亜麻、甜菜などが産出されている。華北平原は褐色の土壌が多く、農作物は小麦、トウモロコシ、アワ、コーリャン、綿花、落花生などがある。長江中下流平原では水稲、蜜柑、油菜などが産出され、四川盆地では水稲、油菜、サトウキビ、茶、蜜柑、柚子などが盛んに産出される。 統計公報が顕示しているように、2005年の建設が占用した耕地は13万9000ヘクタールで、前年より4.1%減り、災害によって破壊された耕地は5万4000ヘクタール、生態の原因で別の用途に振り向けられた耕地は39万ヘクタール、農業構造の調整で減少した耕地は1万2000ヘクタール、往年の建設で占用し、上級に報告しなかったことが発見された耕地は7万3000ヘクタール、土地整理、再開墾、開発によって補充した耕地は30万7000ヘクタールである。その年に耕地が36万2000ヘクタール減少した。 林地 第6回全国森林資源調査(1999~2003年)の結果によると、全国の森林面積は1億7500万ヘクタール、森林被覆率は18.21%である。生きている樹木の総蓄積量は136億2000万立方メートル、森林の蓄積量は124億6000万立方メートルである。 中国では天然林の多くは東北地区と西南地区に集中しており、人口が密集し、経済が発達した東部平原や広大な西北地区に森林がほとんどない。 樹木の種類は豊富で、喬木だけでも2800余種にのぼり、貴重な樹木はイチョウ、メタセコイアなどがある。環境保全と経済建設の必要から、大規模な植樹造林が持続的に行なわれており、現在の人工林の面積は3379万ヘクタールに達し、森林総面積の31.86%を占め、世界の人工林面積最大の国である。 統計によると、2005年の造林面積は637万ヘクタールに達し、そのうちの6大林業重点プロジェクトの造林面積は543万ヘクタールで、年間の造林面積の85.2%を占めている。全国で国家クラス生態モデル区が166カ所認可され、自然保護区は2349カ所に達し、そのうち、国家クラス自然保護区が243カ所あり、自然保護区の面積は1 億4995万ヘクタールで、国土面積の15%を占めている。国立地質公園は138あり、そのうち新規認可されたものは53ある。水土流失の総合整備面積は4万4000平方キロ、水土流失地域の伐採を禁止して樹木を育成、保護する面積は6万3000平方キロ新規増加した。 東北森林区 大興安嶺、小興安嶺、長白山などを含む森林区は中国最大の天然森林区で、森林面積と木材蓄積量はいずれも全国の3分の1以上、木材伐採量は全国の2分の1を占めている。主な樹種は興安カラマツとチョウセンマツである。 西南森林区 横断山脈地帯、ヒマラヤ山の山麓、ヤルンズァンボ江の大湾曲地帯などを含む森林区は国内2番目の天然の大森林区で、木材蓄積量は全国の3分の1を占めている。主な樹種はスギおよびマホガニー、クスノキなど貴重なものがある。 東南森林区 秦嶺と淮河を結ぶ一線以南、雲南・貴州高原以東の広大な丘陵山間地帯は、中国の最も主要な人工森林区であり、主に茶の木、モウソウチク、モミの木、ウルシの木などの経済林木が植えられている。 防護林 風砂と水土流失を防ぐため、「三北」(東北地区西部、華北地区北部、西北地区)防護林、長江中上流防護林、沿海防護林、太行山緑化プロジェクト、平原緑化プロジェクトなど多くの防護林を造成した。なかでも「三北」防護林ではいま長さ7000余キロの「緑の長城」が建造中で、面積は約2億6000万ヘクタール、中国陸地面積の4分の1を占めていることから、「世界最大の生態系プロジェクト」と称されている。 2000年から2005年にかけて、全国で森林資源の保護・管理が強化され、自然生態保護の能力も強くなり、森林の火災による被害率は0.1%以内に抑えられ、林業の有害生物防除率は60%から75%に上昇し、災害発生率は0.5%以下に下がった。 2005年の林業産業総生産高は7000余億元に達した。木材、人造板、ロジン、家具、経済林などの在来産業は引き続き強化され、竹細工・草花、森林観光、森林食品、森林の漢方薬材などの非木材産業が急速に成長し、野生動植物養殖、生物質エネルギー、生物質材料などの新興産業が急速に発展している。林業産業の配置は最適化され、日ましに顕著な区域化発展の枠組が形成されている。 草地 現在中国に4億ヘクタールの草地があり、そのうち利用できる草地の面積は3億1333万ヘクタールで、草地面積が世界最大の国の一つである。天然の牧草地は主に大興安嶺――陰山――青海・チベット高原東麓一線以西と以北の広大な地域に分布しており、人工の草地は主に南東部にあり、耕地や林地と交錯して分布している。 四大牧畜地帯 内蒙古牧畜地帯 中国最大の牧畜地帯で、優良畜種は三河馬、三河牛などがある。 新疆牧畜地帯 優良畜種は新疆細毛羊、アルタイ綿羊、イリ馬などがある。 青海牧畜地帯 主な畜種はヤクで、内外に名を馳せる河曲馬も産出している。 チベット牧畜地帯 ヤクの主産地である。 「チャイナネット」2007年2月 |