民風と民俗

中国の56の民族にはそれぞれ異なったカルチャーと生活様式があり、それぞれの特色のある民族の祭りもある。チベット族の最も盛んで最も興味をそそられる祭日の一つであるシュエトン祭り(ヨーグルト祭りともいわれている)はチベット地方芝居の祭りとも呼ばれている。毎年のチベット暦の6月30日以後の5日間に、チベット各地の地方芝居の主要な流派の人たちがラサ市のロブリンカに集まって演技を披露するもので、大変な人気である。
毎年の旧暦7月に内蒙古の草原で行われるナダム大会(娯楽と遊園のイベント)は蒙古族の人たちにとっては年一度の盛大な祭日である。蒙古族の人たちはこの日になると歌を歌ったり踊りを踊ったり、蒙古相撲をしたり、草競馬、弓術を楽しんだりし、さらにはオボの夏祭り、物物交換の市(いち)が催される。
雲南省の大理ペー族自治州に居住するペー族の人たちは毎年旧暦3月に「三月街」という行事を催し、大理の古城の西にある点蒼山はこのイベントの天然の舞台となっている。言い伝えによると、昔は観音菩薩がペー族の人たちのために、人々に危害を加えていた魔王を討伐してくれたので、人々はその御利益に感謝し、毎年集まって焼香して祭り、それが発展して、だんだんと伝統的な祭りとなり、今ではペー族の人たちの年一度の物物交換と民間文化スポーツ交流のイベントともなっている。
雲南省のシーサンパンナに住んでいるタイ族の人たちの水かけ祭りは毎年旧暦の清明節の後に行われ、水は吉祥、円満、幸福のシンボルと見なされている。最初の日には人々は花のついた木の枝に水をかけて互いに祝福しあう。二日目は水かけの日で、人々はひしゃくや盆や桶に水を入れ、互いに追っかけあって水をかけ合ったりして、にぎやかな雰囲気をかもし出す。祭りの期間には竜舟の競漕、孔雀踊りなどのイベントも行われる。
最近は自動車道路の完成によって、雲南省と四川省の境い目にある高原の湖――瀘沽湖も観光スポットとなっている。湖の周辺数百平方キロの地域にはながい歴史をもつ神秘的色彩に富むモーソーの人びとが3万人も住んでおり、いまでも母系の大家族制と「男は嫁をもらわず、女は嫁に行かず」という婚姻の習俗を残しており、地球上の最後の女性の国と称されている。モーソーの娘さんたちの美しい姿、優雅な丸木舟、あちこちから聞こえてくる漁りの歌は、「湖上の三つの絶品」と言われている。
「チャイナネット」2006年12月20日
|
|
![]() |