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第6章 マクロ経済と国有企業改革
6-6問 報道によると、石油の供給不足を防止するため、中国は石油備蓄制度を確立し、整備しているという。この制度を確立するのはなぜか。計画中の石油備蓄規模はどれほど大きいか。

 答 現在、世界のいくつかの原油消費大国はいずれも石油備蓄システムを確立している。中国がこれまで国家クラスの石油備蓄施設をつくらなかったのは、1963年以後の長い期間に、原油が自給自足できた上、少量輸出することもできたからである。しかし、経済の急速かつ持続的な発展につれて、原油の需要量も急速に増え、1993年はすでに石油純輸入国となり、石油純輸入量はほぼ10年間に7倍も増えた。国家戦略備蓄システムを確立しなければ、石油の絶え間ない供給を保障するのが難しくなる。

石油は重要な戦略物資であり、経済発展、国民の生活、社会の安定にかかわっている。供給の中断を防止し、値上げを抑えるため、一定の石油を備蓄することは国際慣行であり、成熟した国際的経験でもある。中国の国情は日本、韓国と違い、欧米とも違って、石油供給では、資源総量が豊富であり、国内需要の3分の2を供給することができ、原油輸入量は世界貿易量の6~7%を占めているにすぎない。しかし、石油の供給不足が経済発展と国民の生活に重大な影響を及ぼすのを防止するため、中国は1993年から石油備蓄制度を確立し、国家石油備蓄弁公室を設立して、専ら石油備蓄についての事務を処理し、関係部門も関係法規と管理規則の制定に取りかかっている。

中国の石油備蓄は二つの部分に分かれる。一部分は国が独自に沿海地区で石油備蓄基地を作ること、もう一部分は中国石油化学工業グループ公司と中国石油天然ガスグループ公司の2大グループが国の一部の石油備蓄任務を担っていることである。2004年、第一陣として浙江省の鎮海、岱山、山東省の黄島、遼寧省の大連の四つの戦略石油備蓄基地を選定し、計画上の石油備蓄能力は1000万~1200万トンで、そのうち鎮海基地は2006年末から使用に入り、残りの三つの基地は2007年ないし2008年に完工する。このほか、中原地区の河南か、湖南、湖北などの地区で第2陣の戦略石油備蓄基地をつくることも企画し始め、計画上の備蓄能力は2800万トンである。中国の石油備蓄の原則は、国内に立脚し、石油の備蓄量を国情に基づいて確定することである。その場合、国際エネルギーと国内エネルギーの状況に基づいて適当に調整するのはもちろんである。

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