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答 中国は地域が広く、区域経済の発展がアンバランスであることは客観的に存在している。ところが、歴史的に比較してみれば、1978年に改革・開放が実行されてから、区域経済に南部から北部へと、東部から西部へと、さらに中部へと発展する枠組みが現われ、各地とも目を見張る成果をあげたことが分かる。しかし、区域的に比較すれば、経済発展アンバランスの問題が日ましに際立っていることも分かる。2004年の東部地区の1人当たりGDPは中部地区の2.1倍、西部地区の2.6倍、東北地区の1.4倍であった。1人当たりGDPが最高の上海市は最低の貴州省より12倍も高い。経済発展の格差のほかに、社会発展と公共サービスのレベルなどの格差も目に見えて顕在化し、未来の経済発展、政治変革、社会安定に影響を及ぼす最も重要な要素の一つとなるだけでなく、現代化もプロセスの面で極めて複雑なチャレンジに直面する。
区域の経済発展の格差はある程度政策、歴史、資源などの要素が共同で作用した結果である。格差を縮小し、協調的発展を促進するため、中国は21世紀に入ってから、西部の大開発、東北地区などの旧工業基地の振興、中部地区の急速な発展の促進などの戦略を提出し、また2006年に発表した第11次5カ年企画の中で、区域経済の発展を協調させることを国のマクロ規制の6大戦略的任務の一つとしている。
今後の5年間は区域経済の協調的発展を引き続き推進する。西部地区では、政策・措置、資金投入、産業配置、人材開発などへの援助を増大し、インフラ施設と生態環境の整備を強化し、耕地を林地に戻し、放牧を止めて草原を回復する作業を十分に進め、強みのある資源を開発し、特色ある産業を発展させ、加工で付加価値を増大する能力を高め、重点区域、重点地帯の開発を速める。
東北地区などの旧工業基地では、近代的な農業を発展させ、商品化食糧基地の建設を強化し、産業構造の調整、グレード・アップと重点企業の改革、再編、改造を加速し、衰退産業を援助するメカニズムの構築を検討し、資源型都市経済の転換を促進する。同時に付加価値税の転換試行、メカニズムと体制の革新に頼って振興を実現する新しい道を切り開く。
中部地区では、発展を促進する企画・措置の研究・制定を急ぎ、政策、資金、重要な建設配置などの面から援助を提供し、中部地区の地理的強みと総合的経済の強みを十分に生かし、近代的農業とりわけ食糧主産地、交通輸送システム、エネルギー、重要な原材料基地の建設を強化し、競争力のある制造業とハイテク産業の発展を加速し、中部地区で大市場を切り開き、全方位的流通を発展させる。
東部地区では、経済全般の素質と国際競争力を高め、輸出志向型経済をいちだんと発展させ、都市と農村、経済と社会の協調的発展の促進を重視し、耕地保護、資源節約、生態系環境整備を着実に強化し、東部地区の急速かつ平穏な発展を踏まえて、中・西部地区の発展を積極的に援助するようにする。
東部、中部、西部地区及び東北地区はそれぞれ特色を持ちながら互いに連携する統一体であり、東部地区が率先して発展する場合、中・西部地区が適時についていくことが必要であり、中・西部地区の発展は東部地区の支持を欠くことができない。中・西部地区の発展が緩慢で、産業の移転を受け入れられなければ、東部地区は新しい産業構造のグレード・アップを実現するのが難しい。中・西部地区の市場を切り開かなければ、東部地区の発展は市場ニーズの支えを失ってしまう。地区間の相互補完と協調的発展は、国民経済全体の持続的かつ急速な発展を保つことに対し重要な意義を持っている。
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