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第7章 財政、金融、税収、証券
7-5問 2005年7月の中国の人民幣為替レートの形成メカニズム改革が国外の圧力に迫られて行なったものだといううわさが外部で伝わっているが、事実はその通りであるのかどうか。中国の人民幣為替レート形成メカニズム改革の内容、主な目標、原則は何か。

 答 このようなうわさは根拠のないものである。中国は自国の目標に基づいて人民幣為替レートの改革を着実に推し進め、他人に束縛されることが決してなく、他人の指揮で改革を行なうようなことはなおさらない。

周知のように、どの国も自国の国情に適した為替レートの制度と政策を選択する権利があり、これは国際上の共通の認識である。2005年7月21日、中国は市場の需給を基礎とし、バスケットの通貨を参考にして調節を行ない、管理のある変動為替レート制度を実施し始めた。改革の内容は、当日の人民幣がドルに対し2%切り上げる、つまり1ドルは人民幣8.11元に兌換することであるが、この調整の幅はまったく中国の貿易黒字の程度と構造調整の必要によるもので、国内企業の適応能力も考慮して確定したものであり、圧力に迫られて行なったのではない。同時に、中国は、人民幣為替レートはこれ以上ドルに目をつけるようなことをせず、中国の対外経済発展の実際情況に基づいて、若干の主要通貨を選び、相応の比率で通貨バスケットを構成して、管理のある変動為替レートを形成することを明らかにした。ここ1年近くの市場の為替レート変動の情況から見て、今回の改革は順調に進んでおり、為替レートの変動の幅がいくらか大きくなったとはいえ、金融市場の運営は全体として穏やかである。

1990年代の初め、中国は人民幣為替レート形成メカニズム改革の総合的目標と原則を確定し、しかもずっと変わっていない。その目標は、市場の需給を基礎とする管理付きの変動為替相場体制を確立し、それを健全にし、人民幣の為替レートが合理的かつバランスのとれた状態で基本的安定を保つことにある。改革の原則は、人民幣の為替レートの改革が主動性、抑制可能性、漸進性を堅持しなければならないことである。主動性は、中国自身の改革と発展の必要によって為替レート改革の方式、内容、時機を決定することである。抑制可能性は、人民幣為替レートの変動がマクロ管理面で抑制でき、改革を推進すると同時に抑制できなくてはならず、金融市場の変動と経済の大きな揺れを避けることである。漸進性は段取りを追って改革を推し進め、眼前の必要だけでなく、長期の発展も考慮しなければならず、成功を急いではならないことである。

人民幣為替レート形成メカニズムの改革は中国の経済全体の改革と同じように漸進する過程であり、2006年、中国は一歩進んで金融機構の体制改革を推進し、人民幣為替レートと利率に対する管制をゆるめ、人民幣の為替レートが市場需給の変化をいっそう敏感に反映し、弾力性をいちだんともつようにする。中国の為替レート制度改革は、自身の経済、金融の安定した発展を考慮するだけでなく、周辺諸国と世界の経済、金融に対する影響をも考慮し、人民幣為替レート制度の問題では、引き続きIMF(国際通貨基金)との情報交流と意見交換を強化することを望んでいる。この点に対し、人々は安心することができる。

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