エネルギー産業
薛建华

広西チワン族自治区防城港市の西湾航行ルートプロジェクトの着工の模様

 中国の工業の分類の中で、電力産業の発展が最も速く、2006年末現在、全国の発電設備総容量は6億KWを突破し、総発電量は2兆8344億KWHに達し、世界で2位となっている。中国の電力工業は火力発電を主とするものであるが、水力発電設備総容量も1億KWを超え、世界で1位となっている。原子力発電は稼動しているものと建設中の870万KW発電能力のほかに、2020年までに3600万KWの原子力発電施設を追加建設することになっている。電力網の整備は史上最も速い発展段階に入っており、500キロボルトの電力網が省・地域にまたがる送電と交換の役割を果たしている。コンピューターを主体とする先進的管理オートメーションシステムが普及し、実用化されている。現在、中国の電力産業は大型発電ユニット、大型発電所、広域電力網、超高圧、自動化を柱とする新しい時期に入っている。

 20世紀80年代以降、国は巨額の資金を投下して、現代的大型炭鉱を建設し、石炭の生産量は年ごとに増加し、1989年以後の年間生産量はずっと10億トン以上を保ち続けている。中国の石炭産業の技術レベルは、今では千万トン級の露天掘り炭鉱および大・中型の炭鉱の設計、施工、装備、管理の能力を備えるに至っている。選炭技術と能力も絶えず向上し、石炭液化と地下ガス化も展開されている。

 石油、天然ガスは、中国の重要なエネルギー資源である。1997年から2006年にかけて、10年連続して年間生産量が1億6000万トンを超え、世界で5位にランクされている。石油産業の発展は地方経済および機械製造、鉄鋼、交通輸送など関連業種の発展を促すことになった。天然ガスの生産量は2001年に300億立方メートルを突破し、2006年は586億立方メートルに達した。

 経済発展がエネルギー供給不足を免れるようにするため、中国は地域別に、風力エネルギー、太陽光エネルギー、地熱エネルギーと潮汐エネルギーなど新しいタイプのエネルギーの開発を速めている。中国には豊かな風力エネルギー資源があり、規模化した発展の潜在力を秘めている。2006年末現在、全国に風力発電所が80カ所作られ、設備容量は230万KWに達し、農業・牧畜業地域への電力供給を解決するうえで重要な役割を果たしている。政府の打ち出した風力発電の達成目標に基づき、全国の風力発電の設備容量は年間100万KWのペースで伸び、2020年には2000万KWに達する。風力エネルギー資源が相対的に豊かな北部地区では、風力発電業は内外業者が互いに投資を競い合うホットスポットとなっている。投資額が12億ドル、総設備容量が100万KWに達するアジア最大の風力発電所が内蒙古自治区で着工されており、2008年に完成する予定である。同時に、平均一日の日照が3KWHを超える西部地域では、太陽光エネルギーの利用がかなりの規模に達している。甘粛省楡中県にあるアジア最大の太陽光エネルギーによる暖房および降温技術モデル基地は途上国の太陽光エネルギー応用技術育成センターとなっている。

 バイオマスエネルギーはいま一つのエネルギーとして巨大な潜在力を秘めている。中国はバイオマスエネルギーが豊かであり、さまざまな農作物のわら、くきの年間生産量は7億トンを超えている。2006年12月に中国初の国クラスのバイオマス発電モデルプロジェクトである国家電網公司山東省単県バイオマス発電プロジェクトが稼働し、設備容量は2.5万KW、予定発電量は約1.6億KWHである。このプロジェクトは農作物のわら、くきと林業廃棄物を燃料とし、再生可能エネルギーの開発利用のための新しい道筋を切り開いた。2006年1月1日から正式に実施された「再生可能エネルギー法」は、政府、企業とユーザーが再生可能エネルギーの開発利用での責任と義務を明らかにし、総量目標制度、特定項目資金制度、徴税優遇制度など一連の政策と措置を打ち出している。中国政府は良質でクリーンな再生可能エネルギーが一次エネルギー消費総量に占めるウェートをちくじ高め、2020年にこのウェートを2005年の7%から13%に引き上げることにしている。

 「チャイナネット」2008/01/03

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