第11期全国人民代表大会第2回会議のチベット自治区の代表たちが先般、揃って記者会見を行った。向巴平措(シャンパ・プンツォク)自治区主席、武装警察隊チベット総隊の亢進忠・政協委員などは、中央政府のダライ・ラマに対する政策、外国人記者のチベット取材など、外国メディアがとりわけ注目する質問に答えた。
チベット武装警察の兵力は正常な状態
ワシントン・ポスト紙の記者からのチベット自治区に配備されている武装警察の規模に関する質問に対して、武装警察隊チベット総隊の亢進忠・政協委員は次のように答えた。
「昨年の『3・14』事件の発生後、武装警察は事件処理に参与した重要な力となり、事件発生前から、発生時、そして現在に至るまで、武装警察の兵力の配備は正常な状態にある。武装警察部隊の施行任務は各地域の社会安定の維持である。チベット自治区に武装警察総隊があるように、どの省にも武装警察総隊がある。各部隊は管轄地域の環境や人口などによってそれぞれ異なった編制を組んでいる。編制は経済発展や人口増加など状況の変化に基づいて調整を加えていくが、現在のチベット総隊の兵力配備は正常な状態にあり、特別に増やしたり補充したりはしていない」
「チャイナネット」2009年3月11日