第11期全国人民代表大会第2回会議のチベット自治区の代表たちが3月6日午後、揃って記者会見を行った。向巴平措(シャンパ・プンツォク)自治区主席、武装警察隊チベット総隊の亢進忠・政協委員などは、中央政府のダライ・ラマに対する政策、外国人記者のチベット取材など、外国メディアがとりわけ注目する質問に答えた。
チベット取材を歓迎、報道は客観的で公正に
BBC記者からの「外国人記者のチベット取材をなぜ許可しないのか」という質問に対して、向巴平措主席は次のように答えた。
「チベットの対外開放の門戸は開かれており、そのような問題は存在しない。チベットにやって来て取材をする内外の記者は多い。実際にチベットを見て、広く状況を理解する各国の外交官も含め、私一人だけでもかなり多くの外国人記者を受け入れている。大昭寺(ジョカン寺)や当時敏感だと見なされていた場所にも記者の姿がある。少し前にも、北京駐在の西側メディアの記者団がラサに取材にやって来た」
「私たちは各国の記者がチベットにやって来て取材をすることを歓迎する。目にしたことが真実で、耳にしたことは当てにならない。チベットを見た人たちが、客観的で公正な立場からチベットを報道することは、チベットの発展と私たちのイメージにとって有利であり無害である」
「チャイナネット」2009年3月11日