宗教儀礼と歴史制度に基づいて5歳の新雑•単増曲扎は1955年、チベット浪卡子県新雑寺の14世の転世活仏と認定され、1959年にチベット民主改革が起ると、9歳だった新雑•単増曲扎は寺院を出て農村教師になった。
僧たちが差し出したハダを受ける新雑•単増曲扎
浪卡子県新雑寺での食事
文化大革命終結後は長期にわたってチベットの山南地区で働き、チベットに伝わる仏教芸術に精通する活仏として、寺院に戻って寺院の修理に従事し、壁画や仏像の修復に参加してラマ僧が経を学ぶ指導もしてきた。
新雑•単増曲扎活仏がチベット自治区人民代表大会常務委員会副主任に選ばれたのは去年1月。仕事は非常に忙しく勤務地もラサになったが、数十年間暮らしていた浪卡子県新雑寺や地元の年長者たちのことをいつも気にかけている。そして全国人民代表大会代表としてチベット地区の調査や研究を行い、人々の期待に背かず法に基づいて職責を実行している毎日である。