拉薩(ラサ)市建設部門によると、今年、中央政府は2億2900万元を投入し、拉薩市旧市街地にある曲米康、恰彩康、雪康など老朽化した民居など12建築物の改築を行う。計画によると今年10月までには竣工の予定で、379世帯の人々は快適に生活可能な、チベット式伝統建築の風格ある建築物に入居するようになる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
これらの民居はいずれも老朽化しており、土木構造のうえ長年にわたり修復が行われていない。同市城関区建設部門は老朽化した民居12ヶ所に対する全体計画と初歩的な設計を完了しており、近く改築工事が開始される。
旧市街地の民居の保護推進のため、老朽化した民居の修繕改築においては、「歴史の面影、チベット式伝統建築の風格の保持」を原則に、外観は伝統的なチベット様式が保持され、石・木材構造、また4階建てまでとなる。
今回改築される12の老朽化した民居には計379世帯が入居しており、改築後には上下水道、洗面所などを完備、さらに各階廊下には花を飾ることができるようになっており、うち6ヶ所の民居については緑化帯・花壇が建設される。
中央政府はここ数年累計1億2千万元を投資し、拉薩市旧市街地の老朽化した大型建築物67ヶ所について改築を行っており、総建設延べ床面積14万平方メートル、2668世帯の住民の居住環境が改善される。
「人民網日本語版」2008年5月8日 |