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特殊設備の安全対策を強化 地震を受け |
発信時間: 2008-05-16 | チャイナネット |
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四川省で大規模な地震が発生したことを受けて、国家環境保護部や国家質量監督検験検疫総局(質検総局)などは、特殊設備に対する安全対策を強化し、環境に影響を与える突発的事件の緊急対応マニュアルを発動した。特に原子力関連の設備について、さまざまな安全監督措置を取っている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 同部・同局など関連部門の責任者は14日、四川省に赴き、各種の検査や現場監督を行った。 震源地のブン川では、環境に影響を与える二次災害の発生を防ぎ、飲料水や環境の安全を確保するため、特に懸念がある地区の環境保護部門により緊急対応が強化され、さまざま措置が取られている。省全体では、環境保護部門が「環境緊急観測チーム」を計10チーム立ち上げ、重点被災地10カ所に派遣して、観測態勢を強化している。被害が深刻な阿ハ、成都、徳陽、綿陽、広元などの市・自治州の環境保護部門は、迅速に力を結集して河川流域の取水・排水地点や飲料水の水源での水質観測を展開。問題がなくとも報告する「ゼロ報告制度」を導入し、毎日朝、午後、夜に観測状況を報告するとともに、異常があればただちに報告する態勢を取っている。 安全を脅かす危険性を排除するため、質検総局と四川省政府は被災地で食品と特殊設備の安全対策を強化している。特殊設備については、特に承圧設備や電気機械設備などの特殊設備については被害状況を調査し、事故につながる危険性を排除している。石油化学工業企業、天然ガス貯蔵設備、液化天然ガス貯蔵・充填ステーション、エレベーター、旅客運搬用ロープウェー、大型娯楽遊具設備などを擁する重点企業に対しては、的確な安全措置を取り、緊急事態に備え、二次災害の発生を防ぐよう指導している。「特殊設備の特大事故への緊急対応マニュアル」発動の対象となった設備や人員については、突発的事件への対応能力を確実に備えるよう取り組みを進めている。 *ブン:「さんずい」に「文」 *ハ:「土偏」に「覇」 「人民網日本語版」2008年5月16日 |
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