ホーム>>社会>>社会ニュース
重慶、被災地へ心のケアチーム派遣
発信時間: 2008-05-20 | チャイナネット

四川省でこのほど発生した大規模な地震が重慶市民の心に影響を及ぼしている。被災地の女性や子供たちが心に深い傷を負い、苦しむ様子に心を痛める市民も多い。そこで重慶市婦女聯合会、西南大学、重慶市社会心理学会は直ちに行動を開始し、修士号以上の学歴をもつ心理専門家18人からなるチームを迅速に立ち上げて被災地に派遣し、女性や子供を対象とした心のケアを展開している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

同チームはまず17日に四川省綿陽市の被災地に入り、病院や被災者が多く集まる避難所で活動を行った。対象は女性や子供、特に地震で親を亡くした子供たちで、心理的危機の集団サポートや個別のカウンセリングなどを行い、災害後の心理的サポートシステムの構築に尽力した。

また同チームは被災地で、被災後の心理に関する情報を提供し、被災者自身が心のケア能力を高めるよう呼びかけている。ボランティアを対象とした基本的な心理的危機へのサポート訓練を実施し、心の支援を行うボランティアチームを複数立ち上げるなどもしており、心理面でのサポート力を一層向上させている。

「人民網日本語版」2008年5月20日

  関連記事

· 河北、地震で心のケアチームを緊急発足

  同コラムの最新記事

· 四川青川県でM5.4級の余震発生 山崩れで道路遮断

· 一部被災地で電力供給が再開

· 重慶政府は余震警報を事前に発表、多くの市民が屋外に避難

· 女性警察官、震災で母親を亡くした赤ちゃんに授乳

· 北川県から避難した生徒たち、テントで授業再開