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光のない中の美しい歌声―開会式の視覚障害者楊海涛
発信時間: 2008-09-11 | チャイナネット

 

北京2008年パラリンピック開幕式で、中国身障者芸術団の歌手(視覚障害者)楊海涛さんが歌った『天国』という歌が、「鳥の巣」(国家スタジアム)から夜空を伝わって世界じゅうに響き渡り、会場を埋めた9万余人の観客の心をゆさぶり、テレビ前の世界じゅうの視聴者の胸を打った。

 

「会場の雰囲気を肌で感じ取り、私をますます燃え上がらせました」

北京パラリンピック競技大会の開幕式は暖かさに満ちた、感動的な編成で世界じゅうの視聴者の胸を打ち、なかでも、楊海涛さんが歌った『天国』という歌は更に好評を博した。国内外の記者たちの取材を受けた際、「楊海涛さん、パラリンピック開幕式のような世界じゅうに注目される場で歌い、緊張したでしょう」という記者の質問に、楊海涛さんは「私は緊張はしなかったです。これまでに一度も緊張したことはありません。私はみんなに自分の歌を聞いてもらい、最もすばらしい歌声をみんなにプレゼントすることしか考えていませんでした」とはっきりと語った。

開会式の日の夜、楊海涛さんは早めに「鳥の巣」に到着し、雰囲気を肌で感じ取り、そうすることでさらによく歌いレベルを発揮できるよう努めた。彼にとっての大切な時間がやっと訪れた。「鳥の巣」の真中に立って、楊さんはすばらしい歌声で『天国』を歌い、観客たちを魅了した。楊さんは「もしも自分に3日間でも光を与えてくれるなら、私が最も目にしたいのは――お父さん、お母さんと皆さんです」としみじみと語った時、その場にいた多くの人たちの目にはすでに感激の涙でいっぱいだった……。

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