五輪期間中に実施されているナンバープレート別交通規制の終了を前に、この規制を継続するかが市民の議論を呼んでいる。このほど市民を対象にしたサンプリング調査が行われ、5割以上の市民がこのまま交通規制を続けることに賛成。その一方で、車を利用する人とそうでない人との意見に大きな開きが見られた。
北京中観経済調査有限公司はこのほど、北京市内の住民502人、郊外の住民342人、計844人の18~65歳を対象に、CATIシステムを導入した電話調査を行った。この調査で、五輪終了後もナンバープレート別交通規制の継続に賛成する回答者は全体の55.6%にのぼった。しかし、その内訳を見てみると、日ごろ車を利用する住民の37.7%、車を利用しない住民の61.1%が賛成という結果だった。
同社が発表した報告によると、この調査では半数以上が継続に賛成しているが、車の所有状況によって、その意見は大きく分かれている。交通規制により、渋滞が効果的に緩和できるが、一方で車をよく使う「マイカー所有者」への不便も大きいことが確認された。両者の利益をいかに合理的に確保するかが、ナンバープレート別交通規制継続への重要なカギを握っている。
「人民網日本語版」 2008年09月13日 |