衛生部の馬暁偉・副部長は15日、特別記者会見を開き、「三鹿製の粉ミルク」による重大事件発生後、全国各地の衛生部門と医療スタッフが直ちに行動を起こし、患者に対する細かい診断と治療を積極的に進め、これまでに一部の患者が健康を回復したことを報告した。
統計によると、三鹿製の粉ミルクを飲んだ乳児1万人近くが15日午前8時現在、全国の医療機関で診察を行い、1253人(2人死亡)が腎臓結石と診断。うち913人の症状は軽く、容態は安定しており、一部は通院治療を続けているが、一部は完治したという。現在も340人の患者が入院しており、うち53人は重態だが、その他の患者の容態は安定し、回復に向かっているという。
馬副部長によると、衛生部は「三鹿」の粉ミルクを飲んで腎臓結石になった患者の治療を全力で展開。早期回復するようサポートし、新たな死者が出ないよう、目下緊急対策に取り組んでいる。今回の緊急対応策として▽検査・診断・治療を続け、治療の規範化を確保▽重症患者は小児科と総合力のある医療施設の整った病院または小児病院で集中治療▽治療の必要に基づき、各地に専門家を派遣――をあげている。
「人民網日本語版」 2008年09月16日 |