(1)全国の育児用粉ミルクの検査結果は
三鹿集団製育児用粉ミルクによる食品安全上の重大事故の関連状況について、国務院の関係者が16日、新華社の記者の質問に答えた。
――今回の事故発生後、国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は直ちに特別検査を実施したが、その結果は
私たちは全国すべての育児用粉ミルク生産メーカーを対象にメラミンを重点とした特別検査を実施した。検査の結果で、大多数のメーカーが生産している育児用粉ミルクは安全であることがわかった。
現在全国に育児用粉ミルクメーカーは175社あるが、うち66社はこの事故の前に生産を停止していた。私たちは残りの109社の491品目を対象に検査を実施し、うち22社の69品目に異なる分量のメラミンが検出された。これは企業全体の20.18%、全品目の14.05%にあたる。メラミンが検出された製品のうち、三鹿集団製育児用粉ミルクのメラミン含有量は特に高く、最高で1キロ当たり2563ミリグラムに及んだ。その他の製品については、1キロ当たり0.09~619ミリグラムのメラミンが含まれていた。
今回の検査でメラミンが検出されたメーカーのすべての育児用粉ミルクに問題があったわけではない。例えば、伊利・蒙牛・雅士利・施恩等では数十品目をサンプリング検査したが、問題があったのは数品目だけだった。
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