ホーム>>社会>>社会ニュース
「鳥の巣」での初公演は800万元 五輪後も各会場を活用
発信時間: 2008-09-18 | チャイナネット

2000年シドニーオリンピックでは、一部の会場は廃棄処分され、また他の一部の会場は撤去された後に中古建材として販売された。2004年のアテネオリンピック後には、30箇所以上の会場の毎年1億ユーロ以上にのぼる維持費がアテネの負担となった。世界の注目を集めた国家体育場「鳥の巣」や国家水泳センター「水立方」、「五棵松体育場」のオリンピック後の運命はどうなるのか。北京市は次のように答えている。「深セン晩報」が伝えた。

計画の際に、オリンピック会場は全体的な配置や市民のニーズ、コミュニティーとの組合せ、競技後の利用、市場運営と各面に配慮している。大学エリアの会場は首都の10万人にのぼる大学生が直接利益を与えることになる。「五カ松体育場」は北京西部の公共スポーツ施設不足を緩和し、順議水上センターと郊外の馬術競技場が位置する北部観光地区では、オリンピック後に関連の特色ある観光プロジェクトを開発することになっている。会場が最も集中しているオリンピック公園の中心エリアは、展覧、スポーツ、アミューズメント、ビジネスといった活動が一体となった大型の高品質コミュニティーになる。

また「鳥の巣」や「水立方」といった主な会場はそれぞれのオーナーがあり、政府による30年の特許経営権を持つ。オリンピック後には「鳥の巣」は主にスポーツ競技や文芸パフォーマンスに用いられ、北京国安サッカークラブがここをメインスタジアムとすることが決定している。また「鳥の巣での初公演」をうたうパフォーマンスの計画が交渉中で、会場の使用料金は800万元という巨額となる見通しだ。

「水立方」については様々な水上アミューズメントやジム、トレーニングといった設備の完成後は、北京最大かつ最も全面的な市民向けの水上アミューズメントセンターとなる予定だ。「五カ松」野球場はNBAの中国初の固定競技場となり、2009年には100件以上の文芸パフォーマンスやスポーツ競技が行われる予定だ。

「人民網日本語版」2008年9月17日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 北京パラリンピックを回顧:史上最大規模で世界新が続出

· パラリンピックのマスコット「福牛楽楽」が登場

· 北京パラリンピックが閉幕

· 中国、ミルク製品を全面的に検査

· パラリンピックの閉会式で「千手観音」