北京オリンピック組織委員会安保部の責任者を務める劉紹武氏は17日、北京五輪・パラリンピックの安全保障について新華社の取材を受け、世界公園など北京市内の3カ所の公園は大会終了後、集会やデモの会場としての指定を解除されると述べた。
劉氏によると、国際オリンピック委員会の要求と国際的な大型イベント・会議の開催地での慣例に基づき、担当機関は大会期間中、世界公園などの3カ所の公園を、許可を受けた集会・デモの会場として指定した。担当機関はこの期間中、国内外の一部の人から提出された集会・デモの申請を受理した。内容が中国の法律に抵触していた一部の申請以外は、ほとんどの申請が具体的な問題の解決を求めるものだった。担当機関は法律に照らして話し合いの手続きを行い、関係部門と申請者との話し合いを通じ、関係する具体的な問題の全てを適切に処理した。この結果、申請者らは自ら申請を放棄した。
劉氏によると、担当機関の指示に従い、世界公園などの3カ所の公園は大会終了後、集会・デモの会場としての指定を解除される。担当機関は今後、「中華人民共和国集会デモ法」とその「実施条例」の規定に照らして、関係する申請を処理していくという。
「人民網日本語版」2008年9月18日 |