北京市には25日、3本目となる都市観光バス路線が開通する。公共交通部門によると、五輪開催前に開通した古都の風貌を満喫できる観光1路線と、オリンピック施設を巡る観光2路線に続き、航天橋から国家体育場「鳥の巣」に至る観光3路線の運行が始まる。この路線もオリンピック施設の観光が主体となる。
観光3路線の開通は、まもなく迎える国慶節連休の観光客増加を予測してのこと。この大型連休中には各地から大勢の観光客が北京を訪れ、見所であるオリンピック施設にも足を運ぶだろう。観光1、2路線の運営状況を見てみると、五輪期間中はピーク時には1日当たり1万人の利用があった。五輪閉会後は利用客が1日当たり約2千人にまで落ち込んだが、パラリンピックと中秋節(9月14日)が到来すると、再び1日当たり約4千人にまで増加。オリンピック施設巡回路線の利用客は今後日増しに増え、国慶節期間中にピークを迎える見込みだ。このため、観光3路線を追加導入することになった。
観光3路線は新型の空調付き2階建てバスで、画像配信システムも搭載し、5~10分間隔で運行予定。運賃は一律3元。公共交通機関共通のICカードも利用できる。
「人民網日本語版」 2008年09月18日 |