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五輪で北京を愛した彼――ひとりの通訳・翻訳者
発信時間: 2008-09-24 | チャイナネット
 
業務に専念するダニエル・コロン氏
 北京五輪期間中、多くの国々からやってきた人々から編成された言語サービスチームが裏方として、北京五輪の成功に大きな貢献を果たした。フランス人のダニエル・コロン氏もそのひとりだ。コロン氏は今年58歳。競技場を駆け抜けるアスリート達のように著名ではないが、彼の五輪との縁は既に36年を数え、五輪言語サービス界ではちょっとした有名人だ。彼は北京五輪組織委員会国際連絡部言語サービス処のフランス語通訳・翻訳プロジェクト経理として、北京五輪開催期間中、すべての五輪公式文書の英語・フランス語通訳・翻訳の担当チーム責任者として活躍した。

 ▽言語が彼を五輪との縁結びに

 コロン氏はフランス語のほか、ドイツ語・英語・イタリア語・スペイン語など多くの外国語に精通している。氏はカナダ政府・国連・EUなど多くの国際組織での勤務経験を持ち、また米国のある大学で教鞭を執ったこともある。コロン氏は1972年に国際オリンピック委員会(IOC)の業務に携わるようになり、五輪に関する各種通訳・翻訳を担当してきた。以来、自身のほとんどの精力をオリンピック精神のために費やしてきた。コロン氏は語る。今回の北京五輪で、彼は中国国民を含む多くの国々・地域からの翻訳者・通訳者の協力を仰ぎ業務をすることとなった。業務開始以来数ヶ月の後、ある担当者はホームシックになったり、あるいは北京での生活になじめない者もいたという。しかし一旦業務に入れば、皆が力を結集して担当業務に専念、北京五輪のために公式文書の英語・フランス語翻訳・通訳業務は素晴らしい出来映えとなった。
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