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医師の白衣着用論争 耐性菌を撒き散らす?
発信時間: 2008-09-24 | チャイナネット

 

医師もこの「超強力・耐性菌」には頭を悩ませ、院内感染における第一の原因菌と認識する人もいる。だから、英国もこのような極端な管理行為を採ったのだ、と。英国の白衣禁止には2つの肝心なポイントがある。第一に、半袖を強調していること。医師および看護士は肘より下には何もつけてはならないとしており、装飾品などをつけることを厳禁している。MRSAの感染経路は接触感染で、診療過程において、ドクター白衣、特に袖口に、病原菌が付着しやすい。その後、気づかないうちに、その病原菌をあちこちに連れて歩くことになる。第二に、英国医師の新ウェアには、速乾で抗菌作用のある素材の使用が強調されている。綿素材は水分を含みやすく病原菌の繁殖を助ける作用がある。

問題は、上海では今のところ、白衣を別の服に取り替える条件が備わっていないことだ。空調設備が備わっていない医療機関もあり、常に半袖で居ることができない。それに、速乾機能のある素材で作った服は高価だ。上海の医療機関および集中治療室(ICU)では、医療従事者はすべて、半袖の服装を義務付けられている。だが、その服も乾きにくい綿100%素材である。白衣着用を止める事は、どうやら容易ではないようだ。まず、医師や看護婦が白衣を着てあちこちに出没するような悪い習慣を改めるべきだろう。患者やその家族、また同じ医療機関で働く同僚に対し、きちんと責任を負わなければならない。

「人民網日本語版」 2008年09月24日

 

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