この数年、広州のホワイトカラーの間で人気を博しているのが、エジプトを発祥地とするダンス「ベリーダンス」だ。「広州日報」伝えた。
広州倫娜ベリーダンス教室の主任講師である倫娜さんによると、ベリーダンス教室に通うのは大多数が20~35歳のホワイトカラーと呼ばれる高収入層で、「80後(1980年代生まれ)」も少なくない。ダイエットの一環として、ベリーダンスを選択する人が多いようだ。
希曼ベリーダンス教室の創業者である馬小薇さんによると、ベリーダンスは女性の美しさをより一層表現するダンスで、多くの人がダイエットを目的に始める。だが、ベリーダンスを始めた多くの人が、このゆっくりしたテンポのダンスの虜になる。
ベリーダンスが広州で始まったのはまだ3年ほどで、北京や上海に比べるとまだ成熟しきっていない。また、国が制定した基準もなく、完備された管理システムもない。そのような中でベリーダンスを発展させることは難しい。広州のベリーダンス講師のレベルにも極端なばらつきがある。馬小薇さんは「多くがベリーダンスの触りを学んだだけで、教室を開いたりしている。そのような講師の中には、録画映像を見て勉強しただけでベリーダンスの講師だ、と自称する人もいる」と述べている。
これに対し、中国舞踏家協会の馮双白・常務副主任は、「今のところ、ベリーダンスを管理する政府部門や、基準が制定されていない。ベリーダンスのようなダンスは、誰でも学ぶことができる。このようなダンスを管理するには多くの問題が待ち受けており、統一の基準を持って管理することが非常に難しい」と話す。
「人民網日本語版」 2008年09月24日 |