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メラミン入りの乳製品、成人への危害は極わずか
発信時間: 2008-09-27 | チャイナネット

メラミン入りの乳製品が成人の健康に与える問題について、一部の医学専門家がこのほど記者の取材に応じた。成人がメラミン入りの粉ミルクを飲んで腎臓結石にかかる可能性は極めて低いという。

北京大学人民医院秘尿外科の教授で、北京大学首鋼医院の那彦群・院長によると、成人の食事構造は乳幼児とは全く異なり、乳製品は成人の主食ではないため、メラミン入りの乳製品を飲んだとしても、その摂取量は限られたもの。体内での濃度は非常に低く、腎臓を通じて完全に排出される。また、成人の飲水量と排尿量は乳幼児に比べて多く、体内の沈殿物と結晶が排出しやすいため、腎臓結石になるリスクは低いという。

北京協和医院腎臓内科の李学旺・教授は、「メラミン入りの乳製品を飲んで腎臓結石になったという成人の例は今のところ確認されていない」と指摘。メラミンは体内からの排出が割りとはやく、90%以上は24時間以内に体内から排出される。一般的には体内に蓄積することはない。成人の腎臓のろ過機能と輸尿管の流動機能は乳幼児よりも優れており、結石になりにくい。これまでにメラミンが腎臓に与える直接的な毒性は確認されていないし、体内で腫瘍を誘発する証拠は見つかっていない。

海外の専門家が行った安全評価によると、メラミンの許容摂取量は、1キログラムの粉ミルクにメラミン15ミリグラムが入っているとすれば、体重60キロの成人で1日当たり2.5キログラム以上は飲んではならない。体重30キロの子供であれば、1日当たり1.2キロ以上飲むことがなければ、通常は健康に危害が及ぶことはないという。

「人民網日本語版」 2008年09月27日

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