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WHO専門家、粉ミルク事件について談話を発表
発信時間: 2008-09-27 | チャイナネット

中国ではこのほど、メラミンが含まれている粉ミルクを飲んで、多くの幼児が腎臓結石を患う事件がおきた。これについて、WHO・世界保健機関食品安全問題を担当するシュレーダー責任者は26日、ジュネーブで記者会見を行んだ。この中で、シュレーダー氏はこの事件の最新の進捗情況および中国政府が講じた措置などについて、説明した。

この事件の処理について、シュレーダー責任者は「WHOは9月11日に中国の関係方面から通報を受けた。中国側に具体的な情報提供を求めたところ、翌日に返事があった。その後も、定期的に通報があり、この事件の最新の進捗情況を把握できるようになった。中国政府の反応は迅速で、処理過程も公開していた」と話した。

今中国市場で販売されている粉ミルクについて、シュレーダー責任者は「今、中国で販売されている粉ミルクは厳しい検査を経たものである。また、輸入したものも検査が実施された。そのため、消費者はこうした商品を安心して買うことができる」と語ったあと、今回の事件の教訓について、「企業の責任は食品安全の基礎である。企業は自らが生産した製品の安全性を確保しなければならない」と指摘した。

「中国国際放送局 日本語部」より2008年9月27日

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