衛生部の調査・統計によると、中国の喫煙者層の女性化・低年齢化の特徴が近年、はっきりと現れてきたという。専門家は、関連部門は女性の喫煙人口の拡大を高度に重視していると述べる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

最近行われた山東省衛生部門の調査によると、女性の喫煙人口は明らかな上昇傾向を見せており、うち、15歳～24歳のグループで女性の喫煙人口が急速に増加している。

衛生部がこのほど発表した「2007年中国喫煙抑制報告」によると、現在中国の喫煙者数は3億5千万人で、世界トップとなっている。衛生部はこのほど、50万人に対する抜き打ち調査を行い、女性の喫煙率が8.2％に上ることがわかった。うち、クラブなどの娯楽施設における女性の喫煙率が70％に上る。専門家は女性の生理的特長および、妊娠・育児などへの影響を考えると、喫煙による体への悪影響は男性よりも深刻なものになると述べている。

山東省疾病コントロールセンター健康教育所の孫桐・所長によると、現在の女性喫煙者グループの拡大は、中国の喫煙者増加をもたらす重要な原因のひとつということだ。

「人民網日本語版」 2008年09月28日