南の水を北に引く「南水北調」プロジェクトの中央ルート・京石（北京―河北省石家庄市）区間でこのほど、緊急給水事業が正式に通水した。国務院南水北調弁公室の張基尭・主任によると、今回の事業は今年9月18日から来年3月中下旬の6カ月かけ、河北省から3億立方メートルの水を放水し、北京に2億2500万立方メートルの水が運ばれる計画。これにより首都・北京の逼迫した水不足を緩和し、給水問題をひとまず解決する。

今回北京に調達される水は2億2500万立方メートルと計算され、そのコストは1立方メートル当たり約2.75元。北京住民の利益を確保するため、このコストは水道料金に含まれないという。

「人民網日本語版」 2008年10月04日