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ユニークな機上結婚式を行った新婚カップル(画像:西部航空提供) |
キャンドル結婚式、伝統結婚式、ガーデンウェディング…当世のカップルは結婚式をよりユニークなものにするため頭を絞っている。そんな中、今年28歳の王瑜さんと26歳の陳潔さんは国慶節連休中、なんと「空中結婚式」を挙げた。「中国新聞網」が伝えた。
乗客143人を乗せた西部航空PN6203便は、10月1日午後6時55分、三亜に向けて重慶を定刻に飛び立った。
離陸から20数分後、PN6203便は上空1万メートルを安定飛行していた。抒情に満ちた「知心愛人」を歌う歌声のなか、キャビンにキャンドルライトが灯され、客室乗務員3人が控えスペースからゆっくりと登場した。客室乗務員が持っている飾り付けられた灯篭と乗客の手中にある蛍光棒が美しく呼応し、ロマンチックな夜間飛行の旅がスタートした。
「結婚行進曲」をバックミュージックに、まず新郎が、それに続いて新婦がキャビン後部から前方にゆっくりと向かった。司会者が新婦に「この男性を夫とし、生涯を共にすると誓いますか」と尋ね、新婦が「誓います!」と答えると、ムードは最高潮に達し、乗客全員が乾杯の杯を上げ、新婚カップルを祝福した。幸せ一杯の2人が御祝いの飴を乗客に配り、幸せをお裾分けした。
同機は午後9時、三亜空港に着陸したが、乗客達の夢見心地な気分はまだ冷めなかった。
この新婚カップルの名前は、王瑜さんと陳潔さん、いずれも「八十後(1980年代生まれ)」だ。彼らは北京オリンピックが開幕した8月8日に結婚証明書を受け取ったが、仕事が忙しかったことから、結婚式を建国記念日まで遅らせた。きわめてユニークな結婚式を挙げたいと以前から望んでいた2人が選んだのが、この「空中結婚式」だった。
「人民網日本語版」 2008年10月06日