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ネットで稼ぐ新型ビジネス「威客」とは |
発信時間: 2008-10-07 | チャイナネット |
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▽威客業の管理には技術的なボトルネックがある 国内では今、40もの各種の威客サイトが開設されており、60万人以上もの威客が存在するという。しかも毎月30%というスピードで増加している。そのため威客の発展に多くの問題が立ちはだかっているのも事実だ。なかでも最も重大なものは、知識成果を盗まれること、あるいはコピーされることだ。 威客の1人、王文さんはその一例を紹介している。ある企業が威客サイトに報酬をつけて設計の仕事を載せる。その後、多くの威客たちの作品の中から、気に入ったものを探し当てた後、企業自ら新たに別の威客として登録し、事前に気に入った作品を模した作品を発表し、あたかも威客を装って依頼主自らが「落札者」となるのだ。そうすれば、他人の創作成果を得ると同時に、威客サイトに利用料として報酬の20%を支払うだけで済むのである。 ある顧客は時間的な余裕が無い、気に入った作品がない、報酬を払いたくないなどの理由から、優秀作品を選ぶのを先延ばしにし、デザイナーの時間や成果を無駄にするケースもある。ある威客の作品は盗作の疑いがあるものあり、王文さんは、国による法的手段をもって威客の合法的な権利や利益を保護することを希望している。 調査によると、威客の権益や利益の保護として、37.1%が「双方が誠意をもってビジネスを行うべきだ」と呼びかけ、34.7%が「ネット上での支払いシステムを更に完備化するべきだ」としている。24.3%が「国の立法により威客の知的所有権を保護してほしい」と答えている。 石勇常務副主任は「模倣や知的所有権侵害となる作品に対する有効管理の面には依然として技術的なボトルネックがあり、今のところ、それぞれの誠意により共同で良好なネット環境を作るしか方法がない。規則違反をした依頼人および請負人に対する処置として、公開方式による保護方法など、悪意をもった行為を共同で監督するシステムはあるが、根本的な問題の解決には至っていない。また、威客は新タイプのビジネスモデルとして、関連の法律や社会的な管理が今まで無く、社会の関心を高く集めることで解決につながることになる。 「人民網日本語版」 2008年10月07日
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