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11日午後、白いスカート姿で学生に講義する異性装愛好者・曹靖さん |
11日午後と12日午後、異性装愛好者(クロスドレッサー)、性転換者、女性同性愛者、男性同性愛者各1名が北京林業大学人文学院心理学科の授業で「体験談」を講義、200数人の受講学生に自分自身の身の上とこれまで感じてきたことを披露した。これは、今学期に新しく開講された「性・性別心理学」コースの授業の一部で、学生たちがこれら「性的マイノリティ」の人々と直接接触できるよう図られたものだ。「新京報」が伝えた。
▽5カ国語を操る異性装愛好者
11日に講義を担当した異性装愛好者の曹靖さんは、5カ国語を操る。1メートル80センチ近くの長身、好んで「クール(Cool)」と自称する。彼は授業当日、白い上着と白いスカート姿で、首には赤いスカーフを結んでいた。夏にはミニスカートを穿くこともあるという。
大学でスペイン語の授業を受けていた時、担当の先生は彼の服装を許容できず、試験で不合格としたと曹靖さんは語った。彼は抗議したが認められず、とうとう退学せざるを得なかったという。
曹靖さんは道を歩いている時に他人から浴びせられる異様な視線は気にしないという。「他人が自分のことを言葉に出して謗らない限り、他人の存在は気になりません」と語る。
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