中国社会科学院の「一人っ子第1世代の結婚観・恋愛観および教育観念の研究」によると、一人っ子第1世代の子どもは、夫婦間の唯一の子どもとして、また大きな社会変革の中で、その負う負担は更に重くなっている。彼らのほとんどが自分のことを「向上心がある」と認識している。「中国青年報」が伝えた。
この研究調査は、1976年~1986年に生まれた一人っ子第1世代の2888人を対象にしたものだ。調査対象者の54.25%が自分のことを「父母の期待に答えている」と認識しており、3分の2以上が、「向上心があり」「父母の期待を上回っている」とさえ認識している。
このほか、一人っ子第1世代が受けた教育レベルは全体的に、兄弟姉妹を有する子どもよりも上回っており、94.52%の調査対象者が高校以上の学歴を有している。だが、調査対象者の、伝統教育や道徳教育に対する重視度は上回っている。20歳代の調査対象者の6割以上が、伝統文化の価値を重視しており、現代教育において、道徳教育を特に重視するべきだと認識している。また、中国の今の教育制度に対する評価はあまりよくなく、今の教育は素養教育の目標の3割に達しているだけだ、と認識している。
「人民網日本語版」 2008年10月15日 |