中国社会科学院の「一人っ子第1世代の結婚観・恋愛観および教育観念の研究」によると、一人っ子第1世代において、「遅めの恋愛、遅めの結婚、子どもも少なめに」との観念が一般であることが明らかになった。中国青年報が伝えた。
この報告は、課題チームが2007年に上海、河南、湖南で行ったアンケート調査と、インターネットによる調査によるもので、1976年~1986年に出生した一人っ子第1世代の2888人から得た有効回答をもとにしたもの。課題研究は、社会科学院社会発展研究室および国家人口計画生育委員会直属の同委員会の共産主義青年団委員会が共同で実施したものだ。
計画生育政策(一人っ子政策)が1970年代初期に打ち出されて以来、その後に生まれた層(一人っ子)は特殊層として、注目されている。2005年、全国人口の1%に対するサンプリング調査を行った結果、30歳以下の一人っ子は総人口の29.3%を占めていることが明らかになった。今、1976年~1986年に生まれた一人っ子第1世代が続々と結婚・出産ブームを迎えている。研究者によると、この研究は全国範囲におよぶ、一人っ子第1世代の恋愛・結婚や教育などの主観に対し調査を行った初めての研究という。
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