現在、サラリーマンのほとんどが、業務上でパソコンを使う必要がある。朝から晩までパソコンの前で作業をしていれば、あちこちが痛くなり、病気の起因となる。自分の身体の健康を守るために、如何にパソコンに向かうのが合理的かについて、ロシアの臨床医学専門家は、以下のような意見を述べている。
(1)パソコンの前で座りっぱなしになることは、業務時間中、筋肉がまったく使われないことを意味する。そんな毎日では、首や背中が損傷を受けやすい。業務上、合理的な業務の分担が行われなければ、もっとひどい状況になるだろう。パソコン作業には、調整可能なモニターディスプレイを使用するべきである。モニターディスプレイを調節すれば、個々の体格や姿勢に合わせることができるからだ。どの方向へも回転できるので、その高さや角度も自由自在に調整することができる。
(2)モニターディスプレイが正面より少し左側に置かれていれば、首の左側の筋肉が疲労し、右側が伸びた状態になる。このような姿勢をとっていると、頭部が右に傾くことになる。そのためパソコンのモニターディスプレイは必ず、座る位置に対して正面に置かなければならない。言い換えれば、モニターディスプレイは必ずキーボードの後ろに置き、キーボードとディスプレイは、作業者に対して、まっすぐ中央線を通るように置かれるようにしなければならない。
(3)また、モニターディスプレイの高さは、高すぎても低すぎてもいけない。ディスプレイ画面の上端が、目の位置と水平になるよう調節しなければならない。パソコン作業者が、業務において、キーボードや、デスクに置かれた資料などによく目を移す必要がある場合は、ディスプレイをもっと低めに調整しなければならない。
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