音楽・映像の著作権管理を担当する中国音像著作権集体管理協会は17日、北京のカラオケボックス100カ所以上(被告)を相手取り、北京の7カ所の裁判所に対し起訴状を提出した。新華社が伝えた。
カラオケ版権料の徴収を行う同協会では今年9月下旬、北京の約300カ所のカラオケボックスに対し、10月10日までに業者自ら支払い手続きをしないと、訴訟を起こし、法的責任を追及するとする通知を送った。
同協会の責任者によると、協会は今回の訴訟で、傍観しているカラオケ経営業者を促し、できるだけ早くカラオケ版権料を支払せたいと望んでいるという。支払いを拒否するカラオケ経営者には、営業を停止し、権利侵犯の楽曲を削除し、経済損失を賠償するなどの法的責任が課せられる。
同協会の責任者は、「協会は手始めとして、北京の約100カ所のカラオケボックスに対して訴訟を起こす。もしさらに支払いを拒否するような状況が続くようであれば、北京の全てのカラオケ業者が支払いをするまで訴訟を続けていく」と述べる。
現在北京にあるカラオケボックスは1000カ所以上。一方これまでにカラオケ版権料を支払ったカラオケ業者はわずか10カ所前後だという。
「人民網日本語版」2008年10月19日 |